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巾木とは
巾木とは、壁と床の境目に取り付ける部材のことです。巾木は、見た目をきれいにするだけでなく、壁や床の隙間を隠したり、壁を傷つけないように保護したり、地震の際に緩衝材として働いたりするなど、様々な役割があります。巾木には、木製のものやビニール製のものなど、素材や形状によって種類があります。巾木の選び方は、部屋のインテリアや雰囲気に合わせて行うと良いでしょう。
巾木の役割
巾木は、壁と床の間にできる隙間を隠すことで、見た目をきれいにします。隙間があると、埃や虫が入り込んだり、湿気が溜まったりする可能性があります。また、隙間があると壁や床が浮いてしまうこともあります。巾木を取り付けることで、これらの問題を防ぐことができます。
巾木は、掃除機や家具などをぶつけてしまったときに、壁を傷つけないように保護します。壁が傷つくと、クロスや塗装を張り替える必要がありますが、それには費用や手間がかかります。巾木があれば、壁よりも安価で簡単に交換することができます。
巾木は、地震などが起きた際に緩衝材として働きます。壁と床の間に巾木を入れることで、壁や床の動きを吸収し、力を逃がすことができます。これにより、壁や床のひび割れや変形を防ぐことができます。
巾木の種類
巾木には、素材や形状によって様々な種類があります。代表的なものは以下の通りです。
– 木製巾木
– 木製巾木は、天然木や化粧シートを張ったMDF（中密度繊維板）などで作られた巾木です。
– 木製巾木の特徴は、厚みがありしっかりしていることや、木目を見せることができることです。
– 木製巾木は、床材や建具などと同じ色や素材を使うことで部屋全体に統一感を出すことができます。
– 木製巾木は、中央部分に溝があり、接着剤や細い釘で固定します。溝の目的は釘頭を隠すことです。
– ビニール製巾木
– ビニール製巾木は、塩化ビニルで作られた樹脂製の巾木です。
– ビニール製巾木の特徴は、薄くてしなやかであることや、曲げることができることです。
– ビニール製巾木は、部屋の角など曲線部分に使われることが多いです。
– ビニール製巾木は、接着剤だけで固定します。
– ビニール製巾木は、価格が安く水に強いですが、住宅メーカーや注文住宅ではあまり使われません。主にクッションフロアなどビニール系の床材と合わせてマンションや賃貸住宅などに使われます。
巾木の選び方
巾木の選び方は、部屋のインテリアや雰囲気に合わせて行うと良いでしょう。以下の点に注意して選んでみましょう。
– 色
– 巾木の色は、壁や床材など他の部分と調和させるかコントラストさせるかで違ってきます。
– 調和させる場合は同じ色調や素材を選ぶことでスッキリした印象になります。
– コントラストさせる場合は異なる色調や素材を選ぶことでアクセントになります。
– 形状
– 巾木の形状は、スッキリしたデザインかデコラティブなデザインかで違ってきます。
– スッキリしたデザインはシンプルでモダンな印象になります。
– デコラティブなデザインは華やかでクラシカルな印象になります。
– サイズ
– 巾木のサイズは高さや厚みによって違ってきます。
– 高さは3cmから10cm程度まであります。高さが高いほど存在感が出ます。
– 厚みは1cmから2cm程度まであります。厚みが厚いほど立体感が出ます。
以上が巾木についての基本的な知識です。巾木は日常生活では目立ちませんが、実は大切な役割を果たしています。またインテリアデザインにも影響する部分です。自分好みの部屋作りをするためにも、巾木選びも楽しんでみてください。
